ボンドカーボピンネット工法とは
施工手順
下地表面処理

高圧洗浄(l5MPa以上)または格子状サンディングを行います。
プライマー塗布

充てん材の一部が沈殿する場合があるので、開封前によく缶を振って均一にします。
必要に応じてF1希釈剤にて最大10%まで希釈し、短毛ローラーで下地面に塗布します。
中塗り(一回目)

ボンドエフレックス F1塗布後、その日のうちにボンドカーボビンネット中塗りを金ゴテを用いて塗布します。(塗継ぎ目安時間参照)
ボンドエフレックス F1を塗布後 1日以上経過した場合は、再度ボンドエフレックス F1を塗布しボンドカーボピンネット中塗りを塗布します
VMネット貼付け

ボンドカイピンネット中塗り塗布後、ただちにVMネットを貼付け、金コテでボンドカーボビンネット中塗りに押付け固着します。
ネットがはく離している場合には、再度ボンドカーボビンネット中塗りを薄く塗布します。
ネットの継ぎ目は 100mmの重ね幅でラップさせます。
アンカーピン固着

ボンド アンカーピンネット中塗り(一回目)の硬化後、CPアンカーピンNを固着します。
マーキング
縦・横500mmピッチでマーキングします。
ドリル穿孔
φ6.6mmでドリル穿孔し、エアーブローなどで清掃します。
樹脂注入と専用アンカーピンの固着
CPアンカーピンNを挿入し、ハンマーと打込榛を使用して拡張子を打込んだ後、グラウトガンでボンドE208またはボンドE209を注入します。
標準施工本数:側壁は4本/平方メートル、バラペット天端は6本/m²
中塗り(2回目)

アンカーピンの頭部にボンドエフレックス Flを塗布し、施工面に水打ちを行った後、カーボビンネット中塗りを全面に塗布します。
コテ目が目立つ場合は、硬化後ディスクサンダー処理で仕上げます。
上塗り

平滑な下地が要求される場合は、必要に応じて上塗りを行います。
ボンドカーボビンネット中塗り塗布硬化後、7日以内にボンドカーボビンネット上塗りを金ゴテを用いて塗布し、中塗り面の小さな凹凸を平滑に仕上げます。
ボンド カーボピンネット工法 完了

以上でピンネット工法自体の施工は完了です。この後、塗装またはタイル貼りの行程を経て壁面補修工事は終了です。
塗装仕上げ


ピンネット工法を施工した後、塗装をして仕上げた状態です。
■このページは「コニシ株式会社」様より提供いただいた資料に基づき表記しています。