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ボンドカーボピンネット工法とは

カーボピンネット工法とは

ボンドカーボピンネット工法は、外壁タイル・モルタルのはく落を防止し、補強するシステムです。 繊維ネット とカーボンファイパー含有ポリマーセメントで壁面を一体化し、さらにステンレスアンカーピンで躯体に強固に固定することで、新規仕上げとして各種塗装はもちろんタイル貼りも可能な下地を提供します。

工法の概要

ボンドカーボピンネット工法は、壁面全体を繊維ネットと炭素繊維配合ポリマーセメント材で補強・一体化し、 さらにステンレスアンカーピンでコンクリート躯体に固定することにより、将来に渡って仕上材のはく落を防止するとともに、 新規仕上げに好適な下地を提供する外壁リニューアルシステムです。
ボンドカーボピンネット工法は以下の3つのプロセスから構成されます。

  1. 既存仕上げ層表面にプライマーとして 1液型弾力性エポキシ樹脂を塗布後、炭素繊維配合ポリマーセメント材を塗付け、ビニロン三軸ネットを貼付けます。
  2. ネットの上から側壁は4本/m²、パラベット天端は6本/m²の注入口付ステンレスアンカーピンをコンクリート躯体に打ち込み、エボキシ樹脂を注入します。
  3. さらに炭素繊維配合ポリマーセメント材で被覆して強固な改修層を形成します。

これらのプロセスにより、劣化した既存外壁の一体化およびコンクリート躯体への固定がなされ、強固な新規仕上げ用下地が完成します。
なお、新規仕上げとしては、塗装及びタイル貼りが適用可能です。

カーボピンネット工法図解

工法の適用条件

ボンドカーボピンネット工法の適用に際しては、 以下の条件を満足する必要があります。

  1. アンカーピンの引抜き強度がエポキシ樹脂併用で1800N/本以上あること。
  2. 既存仕上材の厚さが75mm以下で、あり、アンカーピンをコンクリー卜躯体に25mm以上埋込むことができること。
  3. 建物の高さが45m以下であること。
  4. 新規仕上げをタイル貼り仕上げとする場合は、ニ丁掛タイル以下の大きさであること。

これらの条件を満足しない場合、および基準風速38m/sを超える地域、または地表面粗度区分がIである地域においては別途協議を行い、 はく落防止工法として安全性が確保できる仕様を適用する必要があります。

■このページは「コニシ株式会社」様より提供いただいた資料に基づき表記しています。

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